アメリカの人気プロレス団体WWEの第3のブランドでハードコアを売り物にする「ECW」ブランドが消滅する事が決定した。これはUS版HPで公式アナウンスされ、その後日本語版HPでも公式に終了する事がアナウンスされた。
「ECW」について少しだけ触れておこう。
「ECWは」1992年に設立される。当初は参戦するレスラーは無名のレスラーが多く苦戦をしていたが、徐々に熱狂的なファンがつきはじめるとハードコアと言う対戦形式が人気を呼び一躍アメリカの第3の団体に成長した。
やがて、全米のケーブルテレビでも放送されるようになると益々人気を呼びはじめ、無名の参戦レスラーは一躍人気レスラーとなった。しかし、団体のカラーとも言うべきハードコア路線が規制の厳しいアメリカでのテレビ放送の足かせとなり徐々に規制でがんじがらめとなり面白味のない試合が続くと一気に経営が傾き崩壊へと走り始めた。
やがて、WWEの手によって買収され団体としての機能を停止。ワンナイトイベントなどでの復活を経て2006年にWWEのRAW・SMACKDOWNに続く第3のブランドとして復活を遂げた。
公式アナウンスの時点である2月2日から3週間後に「ECW」はその長い歴史に本当に終止符を打つことになる。現地日時の2月23日からは新ブランドでは無く新番組の「NXT」が放送を開始する。詳細はまだ不明だが、どのような番組になるのかが楽しみだ。
ECW所属のレスラーは一体どうなってしまうのか?お得意の解雇になるのかな。まぁ、ブランドと言うよりも団体の中に団体が存在すると言う異様な感じだったから仕方ないね。
ちなみに「ECW」最終回では日本のYOSHITATSU&ゴールダスト組がミズ&ビッグショーの持つWWE統一タッグ王座に挑戦します!